40年前の30cmピンホール式プラネタリウム
40年近く前に製作した1号機で、純粋な?ピンホール式1号機です。
恒星球は30cmで、確か6等星が0.5mm、1等星が2.6mmで、一球式で赤道付近まで投影できる構造でした。色んなアイデアを試したのですが、
技術や部材の入手方が足りなく、単に固定での投影に終わりました。
この時試みた方法は、
・1等星にカラーフィルターで色を付ける(この方法は暗くなるうえ不自然です)。
・半球を恒星球で重力で可動させ見切り線とする。
・内部ネットをソレノイドで押し、星を瞬かせる(パワー不足で動きませんでした)。
・全体の回転はステッピングモーター(こちらもパワー不足で動いたり止まったり)。
・恒星球の反対側には長い軸受けを作り、黄道面と同じ角度で5個のレンズ投影機を設けました。
ロータリー接点も作りましたが、投影できずに終わりました。
と言うか、ドームも無し、何処に投影し誰に見せるのか、やる気が失せて辞めたのが本音です。
光源部分です。半円球の部分が重力で動く見切り線用ミキシングボール、底の部分にネットを動かすソレノイドが見えます。
褐色に変色しているところが、問題の天の川です。
乳白色のエポキシ接着剤を使ったのが原因で、また単に穴を開け盛りつけたため、光が拡散しすぎて失敗しました。
本体をフォーク式マウントに乗せ、赤道付近の星空まで投影できる構造でした。
マウント下にぶら下がっているのが、EX電球用の2.5Vトランスです。
駆動部のウォームギヤ歯数144M0.5は、2号機(LHPP2)に転用しました。
倉庫の中に長年放置していましたが、邪魔なので惑星部分は解体、残っているのはこれだけです。
「星空への招待」で初めてプラネタリウムを出品したときの写真。
手前にいる北海道犬は今は亡き有名な「チロ」、そして写真を撮っいただいている方は藤井旭先生です。
この時ニッカド電池に直列に入れる抵抗を忘れてしまい、夜何とか点灯させようと直接繋いだら、
観衆の目の前であっという間にEX電球が昇天しました(予備は無し)。
翌年の「星空への招待」に出品したときは、だいぶ本格的になりました。
実際にはモーターのパワー不足や電源部の未完成で、動きません。
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