39cmLHPP-2 つまり補正式プラネタリウムの試作機
2017年の1月から製作を始めた、2号機の全体像。本体は39cmアルミボール。
60cmの大型ステンレスボールに納めてあり、北緯35度固定です。
この形式にしたのは、恒星球の保護と移動時のこと考慮してです。
駆動方法は工業用の3Wモーター、1号機ウォームギヤを流用しました。
(現在はギヤボックス共々3号機に使用しています)。
回転軸にはベアリングが入っていますが、市販パイプ類とベアリング類の規格合わないのには苦労します。
今回25mmステンレスパイプ(これは規格に合う)を中心に考え、
内部固定シャフトに20mm肉厚アルミパイプ(少し規格とずれています、丹念にサンドペーパーで磨きました)を使いました。
25mmパイプの先端には内部に外径25mmのミニチュアベアリング入れ、
20mmパイプを支えています。星数約15,000。
ピンホールとレンズの度数は次のとおり
・7等星 0.5mm
・6等星 0.6mm
・5等星 0.9mm
・4等星 1.3mm
・3等星 2.3mm D1.5
・2等星 3.1mm D2.0
・1等星 4.5mm D3.0
・0等星 6.5mm D3.0
これで1等星は1/2の大きさになります。
さらに度数を強くすると小さくなりますが、4等星以下の星とのバランスが悪くなり、39cm球の限界です。
6等星までしとけば、完璧だったかも。
まず目に付くのはネットでしょう。これをモーターでチョコチョコ動かし、星を瞬かせます。
明るい星はイマイチですが、暗い星や天の川は感動的です。
もう一つ変わったところはでは、光源が3個入っていて、切り替え式になっていることです。
少し明るいところでの投影時に、7Vのピリケン球と12Vのミニバイク用ライトに1.5倍の電圧をかけて使用する予定でした。
実際にはフィラメントが丸分かりで、実用にはなりませんでした。ただ同時に全部点灯し、
恒星球を回転させると三次元的な不思議な投影像になることがおもしろく、
3号機にガッツリ反映させます。
実際の投影ですが、8m四方の部屋(10mドームぐらいの感じ)では一見素晴らしいです。
本体近くで見ているとピンホールとは思えない明るくシャープなイメージ、でも気になって近くで見ると
不満タラタラ。まず7等星がボケている上明るすぎ、
一番不満は昼行灯の様な4等星、3等星より小さいんだけど3等星は集光してるのでよけい気になります。
5等星も若干昼行灯気味。
また1等星ももう少し小さくしたい。1本のネジでレンズを強く締めたので、数ヶ月後レンズの一部が割れていました。
9割方完成で、3号機製作に突入です。 2017年8月
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この2号機本体(恒星球)は棚の上に放置状態です。
もし学校のクラブなどでプネタリウムを製作希望の方があれば、差し上げます(恒星球の本体だけです)。
ただオリオンの三つ星がうまく出来ていません。悪しからず。
もしご活用いただけるなら、助言・手直しなど喜んでさせていただきます。
連絡はこちら「グランフレハウス」島川幸治/代表まで。
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